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活動報告- Activity Report -

東京 学生&若手職人対象講習会開催2024年08月 Vol.4

クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ(会長 永井紀之)は、8月7日(水)、ドーバー洋酒貿易株式会社にて、調理・製菓製パンに従事した学校の学生と30歳以下の職人が参加し、ガレット・デ・ロワ及び伝統菓子の講習をしました。

講師は、当クラブ理事の濱田シェフ(菓子工房グリューネベルク)と大亀シェフ(ヴィロン)の2名。永井会長(ノリエット)が解説を担当しました。

まずは、濱田シェフの「ガレット・デ・ロワ」からの講習からスタートしました。第12回ガレット・デ・ロワコンテストの覇者でもある濱田シェフ、過去にコンテストに挑戦してきた経験の中で気づきや道具のアイデアや焼き色の工夫、現在は1月にお店で大量に作って販売するガレットの製法など多岐にわたる話を展開しました。

続いて、大亀シェフの講習に。デザートとしてレストランで提供しているという「ガトー・マルジョレーヌ」。このお菓子の由来や歴史の話からはじまり、デザートとしての考えから作ったレシピの説明もしながら作業をしました。受講者やサポートのシェフ達も興味深く耳を傾けながら、他店のシェフの「マルジョレーヌ」の材料や製法の違いにまで質問は及び、会場は熱気に包まれました。

休憩後に濱田シェフのシュー・オ・ショコラのデモンストレーションへ。チョコレートを贅沢に使用し、中にクリームやザクザクとした食感の   もヌガチンを入れ、アレンジの工程や難しかった点なども惜しみなく披露しました。

 最後の講習は大亀シェフが担当。基本の配合や製法の大切さや自身のこだわりがたっぷりつまった「タルトシトロン」に受講者は、舌鼓を打ちながら、真剣に耳を傾けていました。

その後永井会長が持ち寄った夏ヴァージョンの「ガトーバスク」の説明、試食を最後に講習会は終了しました。

昨年に引き続き、学生と若い職人さん対象の伝統菓子講習会。クラブのサポートシェフ達にとっても新たな気づきや自身の菓子作りのいい刺激になりました。クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワでは、意識や経験値の高いシェフ達による仕事への姿勢や考えを少しでも伝授していきたいと考え、今後も活動してまいります。

参加講師とメニュー、協賛頂いた会員企業、サポートシェフ・スタッフは下記の通りです。 

【講師・メニュー】
濱田 舟志(菓子工房グリューネベルク):
ガレット・デ・ロワ、シュー・オ・ショコラ

大亀 善孝(ヴィロン):ガトーマルジョレーヌ、タルトシトロン

解説 :永井紀之(ノリエット) 試食用菓子作製:ガトーバスク

【協 賛】(50音順)         
アンベールジャパン株式会社、池伝株式会社、ヴァローナジャポン株式会社、ドーバー洋酒貿易株式会社、日清製粉株式会社、株式会社ニップン、株式会社ミコヤ香商、森永乳業株式会社

器具提供:マトファージャパン株式会社

特別協賛:タカナシ販売株式会社

【サポートシェフ・スタッフ】(順不同) 
丸山正勝(ルガリュウM)、フレデリック・マドレーヌ(ル・ポミエ)、石井亮(パティスリービガロー)、伊藤文明(メゾンドゥース)、中川二郎(キャロリーヌ)、持永定治(森永商事株式会社)、武田利秋(リューコレット)、三浦一将、小林凜太郎(菓子工房グリューネベルク)