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活動報告- Activity Report -

神戸学生&若手職人対象講習会&勉強会開2023年09月 Vol.5-2

クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ(会長 永井紀之)は、8月30日(水)に神戸国際調理製菓専門学校にて、伝統菓子講習会&勉強会を開催しました。

関西での初の試みでもある学生や若手職人対象の講習会そしてシェフ達の勉強会。講師は、当クラブ会員でもあり2020年ガレット・デ・ロワコンテスト優勝者の今西(パリジーノ&アトリエドゥママン)シェフ。そしてガレット・デ・ロワコンテスト2度の覇者、クラブ理事でもある三鶴(フランス菓子トワグリュ)シェフが担当しました。

最初に今西シェフの「ガレット・デ・ロワ」のデモンストレーション。解説は、永井シェフが担当。材料や配合の説明をしながら丁寧な作業を展開しました。受講者は真剣に耳を傾けながら、写真や動画を撮る姿が印象的でした。

休憩を挟み、三鶴シェフのヌーベルの「ガレット・デ・ロワ ショコラカフェ」。今年のコンテスト ヌーベル部門のテーマでもあるショコラを使用したガレットはオペラをイメージし、試行錯誤しながら仕上げたという作品は、自身にもとってもよい勉強になった。と苦労話も交えて講習。2度の優勝を経験し、現在は審査も担当している三鶴シェフからは、「見た目だけではなくまずは、自分が求める味に近づけたガレットを作って、その後でレイエなどの綺麗さを追求したほうがよいと思う。」とコンテストを目指している受講者にアドバイスも。続いての「パンドジェンヌ」は、アーモンドを湯通しし皮をむくというパートダマンドの作業工程から作るといった細かく、丁寧な仕事を魅せました。

講習後は、シェフ達の勉強会に。金子シェフの「ミルフィーユ」の説明、試食からスタートしました。シェフのルノートルでの修行時代に、初めて食べたアンベルセのほどけるような食感を表現したミルフィーユに受講者は、舌鼓を打ちながら、感嘆の声を上げていました。続いて、参加シェフ達の持ち寄ったお菓子の説明に、シェフ達や受講者から数々の質問も飛び交い、会場は更に熱気に包まれました。

その後、新井(アテール)シェフからの「このような貴重な講習会や勉強会を続けていくことにクラブの意義がある。自分達が先輩シェフから色々と学んだことを、更に若い世代の職人にも継承していきたい。」という挨拶を最後に講習会は終了しました。

参加講師とメニュー、協賛頂いた会員企業は下記の通りです。 

【講師・メニュー】
今西克彦(パリジーノ&アトリエドゥママン):ガレット・デ・ロワ
三鶴康友(フランス菓子トワグリュ):ガレット・デ・ロワショコラカフェ、パンドジェンヌ

解説:永井紀之(ノリエット)、林雅彦(ガトー・ド・ボワ)

  
【協 賛】(50音順)         
株式会社ニップン、株式会社前田商店、ルーツ貿易株式会社 

展示器具提供  株式会社 マトファー・ジャパン

会場提供:   神戸国際調理製菓専門学校

特別協賛:   タカナシ販売株式会社

【参加シェフ・メニュー】(順不同) 
永井 紀之(ノリエット): ヌガーモンテリマール
丸山 正勝(ルガリュウM): エクレールショコラ
金子 美明(パリセヴェイユ): ミルフィーユ
林 雅彦(ガトー・ド・ボワ): パート ド フリュイ
多田 征二(パティスリーエトネ): ナベット
新井 和碩(ア・テール): サンマルク
妻鹿 祐介(ミラヴェイユ): タルトショコラ
村田 博(マ ビッシュ): タルトモンモランシー
櫻井 健太(パティスリーサク): プティ・ブール・ナンテ