6月27日（火）、ドーバー洋酒貿易株式会社関西支社　にて勉強会・交流会「Nouvelle　tradition　à ma façon」（～新たな伝承、私流のお菓子～）が開催されました。総勢14名の会員シェフ達が参加したクラブの勉強会、関西では初の試みとなりました。

　島田会長の挨拶の後、まずはルシェルシュの髙木シェフの「カヌレ」。栗原シェフの「ショーソンナポリタン」のデモンストレーション。それぞれ配合や作り方の質問を投げかけながらのスタート。
　続いて、各シェフが持ち寄ったお菓子の説明や思いを語りました。約15種の菓子は、基本に忠実な伝統菓子のほか、素材やデザインを変えたりとさまざまな角度からアレンジした”私流〟の伝統菓子。各シェフの伝統菓子に対する考え方や、持参した菓子の思い出、製法の工夫などを披露しました。 　　

途中、タカナシ販売㈱の乳の講習を挟み、牛乳の製造工程や牛乳の飲み比べもするという盛りだくさんな内容となり、当初は緊張していたシェフ達も会が進むにつれ、様々な質問や意見、冗談が飛び交い、終始和やかな雰囲気につつまれました。 　　　　　　　

そして、全ての菓子の紹介の終了後にディスカッション、質疑応答の時間を設け、参加者とシェフ達が近い形での交流が図ることができ、とても有意義な勉強会となりました。　

 

 

今回、参加した会員と持ち寄った菓子名は下記の通りです。（順不同、敬称略）。　

 

【デモンストレーション】
栗原　栄徳（パティスリー KURI）：ショーソンナポリタン
髙木　基弘（ルシェルシュ）：カヌレ

【参加シェフ＆菓子名】
新井　和碩（ア・テール）：パンデピス
全　美乃（ラ・パンセ）：ガレット・デ・ロワ シトロン～バジルの風にのって
西川　功晃（サ・マーシュ）：パンデピス
林　周平（モンプリュ）：キャトル・キャール
林　雅彦（ガトー・ド・ボワ）：ケイクキャラメル エキゾチック
松尾　裕生（ブーランジェリーレコルト）：パンオレザン
妻鹿　祐介（ミラヴェイユ）：タルトルバーブフレーズ
門前　有（フランス菓子シャルルフレーデル）：シャルロットマンゴー
渡邊　雄二（ドゥブルベ・ボレロ）：バスケーズ・レザン
丸山　正勝（ルガリュウM）：ウイークエンド
島田　進（パティシエシマ）：ブリオッシュ プラリネローズ　

【特別参加】　
櫻井　健太（パティスリー　サク）：ガレットブルトンヌ／カトルカール・ブルトン