「Apé(アペ)しない?」をキャッチフレーズに、毎年6月の第一木曜に設定されている「アペリティフの日」、6回目の今年は4日(木)に開催されました(主催:フランス農水省、フランス食品振興会)。東京の会場は従来と同じ六本木ヒルズ・アリーナ、4回目の参加となる当クラブは31ブース中のひとつとして、今年も大いに会場を盛り立てました。
その理由のひとつは、永井理事が自らプロデュースしたディスプレイ。ガラスのフラワーベースの中に、フレッシュフルーツや可愛らしい風船を色鮮やかな寒天で固めて閉じ込め、そこに波型の鏡板を組み合わせたアレンジは、ひときわ夏らしく華やか、唯一のお菓子スタンドとして来場者の目を惹き寄せていました。
それに乗る主役のお菓子たちも、今年はさらに充実し、「フロマージュ(チーズ)」をメイン・テーマに、8名の会員シェフが腕をふるい、ミニマルな姿においしさを凝縮した16品を出品しました。味わい、彩りともにさまざまなお菓子のひとつひとつに、来場者は興味津々。4部を通して延べ約2,400個用意されたお菓子はめでたくソールド・アウトとなりました。
また会場特設ステージでは、アペリティフ親善大使やアペリティフ名誉ソムリエの委任式などが行われる中、当クラブも「伝統菓子を楽しもう」というイベントを担当。「ガレットの意味は?」「パン・デピスに欠かせない素材は?」「ガトー・バスクの十字模様の意味は?」などのクイズを通して地方菓子・伝統菓子をより楽しんでもらうための知識を、会場の皆さんに紹介しました。正解者にはガレット・デ・ロワ、ガレット・ブルトンヌ、ガトー・バスク、パン・デピスをプレゼント。アペリティフのシーンにふさわしく、賑やいだひとときを提供しました。
【参加会員と出品のお菓子】
• 島田 進(パティシエ・シマ)
パセリとクリームチーズ、ドライトマトのマカロン
クリームチーズ、クルミ、レーズンのマカロン
ゴマのビスキュイ
抹茶のビスキュイ
• 藤生 義治(パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ)
タルト・フロマージュ
クリームチーズのブッシェ
マスカルポーネとコーヒーのブッシェ
• 西野 之朗(メゾン・ド・プティ・フール)
グリオット入りスフレ・フロマージュ
• 永井 紀之(ノリエット)
オレンジ風味のサヴァラン
• 寺井 則彦(エーグル ドゥース)
フロマージュ・エキゾティック(クリームチーズとマンゴー、パッションのタルト)
• 林 雅彦(ガトー・ド・ボワ)
マドレーヌ・フロマージュ(クリームチーズとエダムチーズ入り)
• ジャン=ポール・チェボー(ジャン=ポール・チェボー クッキング・ステュディオ)
パンナコッタ・フロマージュ(カシス・マンゴー・ココナッツ・パッション・モモ)
• フレデリック・マドレーヌ(ル・ポミエ)
クリームチーズとグリオットのアマンディーヌ