1月12(火)に、駐日フランス大使館およびフランス食料農業漁業省の後援のもと、フランス大使公邸にて、「サロン・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」を行いました。フランス・エリゼ宮で1月に大統領に大ガレットを献上する風習にちなみ、当クラブでも新年を祝い、フランス大使に同様のガレットを献上する式典として本サロンを開催してきました。今年で早、7回目となります。今年の大ガレット(直径1メートル)は、2009年のガレット・デ・ロワコンテスト優勝者である神戸屋の津田宜季さんによって製作されました。その他、会場いっぱいに展示されたガレットは約100台。出品各会員の技術と思いがこめられ、美しさを競い合うかのようなガレットからは、素材の豊かな香りが立ち上り、新年にふさわしい華やかな雰囲気を醸していました。 赤松広隆農林水産大臣による乾杯のご発声に続き、300人を超える列席者がシャンパンを片手にガレットの食べ比べに興じる姿が会場のそこここに見られ、雪になりそうな外の天候とうってかわった温かさにあふれました。さらに献上ガレットにしのばせた5つのフェーヴ当選者には、クリストフル社より2010年版の純銀フェーヴがプレゼントされ、一層の賑わいをプラス。また11月に行われたガレット・デ・ロワコンテストの結果発表と表彰式、今月6日にパリのガレット・デ・ロワコンクールにエキジビション参加した2008年優勝者中野心悟さんが、応募総数283名中10位に賞された華々しい結果報告もあり、新たな年を迎えて会員の意気もますます上がる会となりました。 今回ガレット協力のあった会員は下記の通りです。 (敬称略、ABC順) 東健二(キャトル)、魵澤信次(レ・アントルメ)、藤森二郎(ビゴの店)、藤生義治(パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ)、服部学園、林雅彦(ガトー・ド・ボワ)、堀江新(ラ・ヴィ・ドゥース)、井上佳哉(ピュイサンス)、栗原栄徳(パティスリーKuri)、フレデリック・マドレーヌ(ル・ポミエ)、前田秀幸(ルコント)、丸山正勝(ル・ガリュウM)、皆川克樹(ルコント)、森朝春(ブーランジュリー・ル・ボワ)、永井紀之(ノリエット)、長根山仁志(モンタンベール)、中野心悟(ロク)、西原金蔵(オ・グルニエ・ドール)、西川功晃(コムシノワ)、西野之朗(メゾン・ド・プティ・フール)、及川太平(アン・プティ・パケ)、三枝俊介(パレドオール)、島田進(パティシエ・シマ)、塩竜二(ル・セル)、寺井則彦(エーグル・ドゥース)、ジャン=ポール・チェボー(JPTクッキングステュディオ)、上野啓介(正栄食品㈱)、渡辺雄二(ドゥブルベ・ボレロ)、吉田大祐(ディヴァン) また、2009年コンクール入賞者からもガレットのご協力をいただきました。 (敬称略、ABC順) 江森宏之(ベルグの4月)、岩崎律子、 大川 真紀子(エコール辻 大阪)、 多賀 智美(辻製菓技術研究所)、 津田宜季(神戸屋)