1月10日(木)、クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ恒例のイベント、在日フランス大使公邸にて「サロン・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」が開催されました。在日フランス大使館とフランス農水省の後援のもと、クリスチャン・マセ大使にガレット・デ・ロワが献上されました。
17時30分から始まり、まず2011年のガレット・デ・ロワコンテスト優勝者である三鶴康友(ダロワイヨ ジャポン)さんが参加した、1月3日に行われたパリでのガレット・デ・ロワコンクール(パリ・パン菓子組合主催、会長:ジャック・マビーユ)の結果発表。300品を超える応募作品の中、15位という見事な成績を収めたことが報告され、健闘を称えられました(コンクール詳細はニュース次号をご参照下さい)。
続いて2012年のガレット・デ・ロワコンテスト受賞者の表彰式。当クラブ副会長、藤森氏の総評が述べられた後、改めて発表されました。一般部門優勝・フランス農水省特別賞の伊藤文明さん(パティスリーイチリン)、同第二位の木野内辰美さん(クラブハリエ)、同第三位の安井文崇さん(菓子工房ルーヴ)、エッセイ賞の栗田敏子さん(スーチアン会員)、エスポワール部門優勝の脇田芙美さん(エコール辻東京)、同第二位の梶川澄香さん(エコール辻東京)、同第三位の福井とし子さん(スーチアン会員)に賞状が授与されました。また優勝者の伊藤さんには、来年の1月にパリにて行われるガレット・デ・ロワコンクールへのエキジビジョン参加のための、東京・パリ往復航空券がクラブより併せて贈られました。
18時から始まった献上式では、クリスチャン・マセ駐日フランス大使が「ガレット・デ・ロワは、フランスの伝統であり、宗教的なもの。そして2000年も前から存在しているお祭りです。新しい年を皆さんと祝うための分かち合うことができて嬉しく思います。今日にいたって、日本でガレット・デ・ロワを食べられるのは、フランスの伝統的なお菓子を日本で支えてくれているパティシエの皆さんのおかげです。」と挨拶を述べました。
続いて2012年コンテスト優勝者の伊藤さんによって作製されました特大ガレット(直径1メートル)が、盛大の拍手と共にクラブの若手会員によって運ばれました。
そしてクラブのコックコートに身を包んだ大使、ゲストの方々によって特大ガレットが入刀され、同クラブの島田会長は、今後もガレットを通じてフランス食文化を伝えていきたい。そして皆様と楽しみ、幸せを分かち合っていきたいと返礼の挨拶を述べました。
参議院議員 中山恭子氏による乾杯のご発声を皮切りに300人を超える列席者は、シャンパンを片手に会員シェフ渾身のガレットを堪能。会場いっぱいに会員シェフが持ち寄ったガレットは約100台。みごとに焼き上げられたガレットからは、豊かな香りが立ち上り、新年の寿ぎを感じさせる一夜となりました。
さらに献上した特大ガレットにしのばせた5つのフェーブ当選者には、STデュポン株式会社から名刺入れがプレゼントされ、さらに会場を沸かせました。
そしてクラブの名誉会員のフランスワーズ・モレシャン氏の挨拶で、沢山の余韻を残しながらも今年のエピファニーは終了しました。
今回、ガレット・デ・ロワを提供した会員は下記の通りです(ABC順、敬称略)。
安食雄二(Sweets garden YUJI AJIKI)、東健司(キャトル)、フィリップ・ビゴ(ビゴの店)、魵澤信次(レ・アントルメ国立)、藤森二郎(ビゴの店)、藤生義治(パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ)、服部幸應(服部学園)、林雅彦(ガトー・ド・ボワ)、金子美明)パリセヴェイユ)神田智興 、金子哲也(レピキュリアン)、栗原栄徳(パティスリー・クリ)、フレデリック・マドレーヌ(ル・ポミエ)、丸山正勝(LE GARUE M)、三鶴康友(ダロワイヨ ジャポン)、森朝春(ブーランジェリー ルボワ)、永井紀之(ノリエット)、長根山仁志(モンタンベール)、西野之朗(メゾン・ド・プティ・フール)、佐藤徹(パリセヴェイユ)、島田進(パティシエ・シマ)、塩竜二(ル・セル)、寺田和行(お菓子の森)、寺井則彦(エーグル・ドゥース)、ジャン=ポール・チェボー(ジャン=ポール・チェボークッキングストゥディオ)、津田宜季(神戸屋)、上野啓介(アルデュール)、渡辺雄二(ドゥブルベ・ボレロ)、吉田大祐(パティスリー ディヴァン)
また上記コンテスト入賞者からも同様にガレット・デ・ロワの協力がありました(敬称略)。伊藤文明(パティスリーICHIRIN)、木野内辰美(クラブハリエ)、安井文崇(菓子工房ルーヴ)、脇田芙美(エコール辻東京)、梶川澄香(エコール辻東京)、福井とし子(スーチアン会員)