1月6日(火)Chambre professionnelle des artisans boulangers-pâtissiers (通称パリパン菓子組合、会長 ジャック・マビーユ)主催ガレット・デ・ロワコンクールが行われ、クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ主催ガレット・デ・ロワコンテスト2007年度優勝者である池尾大地さん(エスプリ・ド・ビゴ)が参加し、333人の応募者の中で14位獲得と大健闘しました。 成形済みのガレットと各材料を保冷ケースに詰めての出発では、搭乗の際に保冷剤が没収されるアクシデントが発生。急遽空港内のカフェで分けてもらった氷で10余時間をしのぎ、無事4日に現地入りしました。当日朝焼き上げた2台のガレットのうち、生地の上がり方がよく、より焼き色の強い方を選んでエントリー。昨今パリでは焼き色が薄い方が好まれるとの情報もありましたが、「社長(藤森理事)の“迷いなく行け”という言葉を思い出し」て、自分の理想のガレット像により近い方で勝負に挑んだそうです。美しい仕上がりは並みいるガレットの中でも目立つ存在で、とりわけ表面の模様は、伝統的な「太陽」と「月桂樹の葉」を合体させた池尾さんのオリジナル。その精巧な仕事は、審査員が名指しで激賞するほどのできばえでした(写真は後日サイトにてご紹介します)。 「とてもよい経験になりました。パリのガレットは話に聞いていた以上にラフな作り方で、日本のものとは大きく違いますが、自分なりのガレットをこれからも作り続けていきたいです。美しく作ることももちろん大切ですが、もっともっとたくさんのガレットを作って、一人でも多くの人に知ってもらいたいという思いを、コンクールを通して改めて感じました」。 ぜひまたチャレンジして、パリにも持っていきたいと意欲を燃やす池尾さんです。