1月19日(火)、クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ(会長:島田進)と関西日仏学館(館長:フィリップ・ジャンヴィエ=カミヤマ)は共催で、駐日フランス大使館並びにフランス食料農業漁業省の後援のもと、在京都フランス総領事へのガレット・デ・ロワ献上式を開催しました。クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワは、毎年1月に在日フラン大使公邸(東京)にて駐日フランス大使にガレット・デ・ロワを献上しており、今年から関西でも行う運びとなりました。会場となった関西日仏学館には昨年末フランス総領事館が移転し、今回の献上式は移転後最初の大きな行事として行われました。 クラブ会員であるパティシエとブーランジェが持ち寄った約100台のガレット・デ・ロワが会場に並んださまは壮観で、約150名の列席者から驚嘆の声があがりました。2009年ガレット・デ・ロワ・コンテスト優勝者、神戸屋の津田宜季さん製作の献上特大ガレット・デ・ロワ(直径1メートル)が献上されると会場は更に盛り上がり、新年に相応しい華やぎに包まれました。ガレット・デ・ロワを受け取ったジャンヴィエ=カミヤマ総領事は「ガレット・デ・ロワという、フランスの伝統菓子とその文化をプロフェッショナリズムと友情持って守ってくださるクラブの皆様に御礼申し上げます。ガレット・デ・ロワは冬のさなか、友人同士や家族で集い、パイ生地にアーモンドクリームがたっぷり詰まった美味しいお菓子で心と親交を温める習慣です。」と述べられました。また、島田会長(パティシエ・シマ)は、「京都という日本の伝統文化を象徴する地で、フランスの伝統文化を伝える機会を得たことは、両国の文化交流においてとても意義深いことだと考えています」と話しました。 クラブ名誉会員であるフィリップ・ビゴ氏が、45年前に初めてガレット・デ・ロワを売った際の楽しいエピソードとともに乾杯の発声、その後皆で献上されたガレット・デ・ロワと会員のガレット・デ・ロワを楽しみました。献上されたガレットに入っていた10個のフェーヴが当たった方には、関西日仏学館より同館フランス語講座受講券やシャンパン、書籍などが、クラブからはクリストフル社の2010年版の純銀フェーヴがプレゼントされ、会場は熱気に包まれました。 京都献上式にガレット・デ・ロワを提供した会員は下記の通りです。 (敬称略、ABC順) フィリップ・ビゴ(ビゴの店)、藤森二郎(ビゴの店)、藤生義治(パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ)、濱中友紀(アトリエ・ド・ママン)、林雅彦(ガトー・ド・ボワ)、林周平(モンプリュ)、河島正吾(アベニュー・ド・ラペ)、岸本雅巳(ビゴの店)、古山雄嗣(ブーランジュリー・メルク)、栗原栄徳(パティスリーKuri)、松尾清史(ア・ビアント)、永井紀之(ノリエット)、永岡良規(ビゴの店)、西原金蔵(オ・グルニエ・ドール)、西川功晃(コムシノワ)、西野之朗(メゾン・ド・プティ・フール)、西山逸成(ル・プチメック)、及川太平(アン・プティ・パケ)、島田進(パティシエ・シマ)、高原亮一(辻製菓専門学校)、寺井則彦(エーグル・ドゥース)、ジャン=ポール・チェボー(JPTクッキングステュディオ)、津田宜季(神戸屋)、渡辺雄二(ドゥブルベ・ボレロ)、米山雅彦(パン・デュース)